浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

◆腰部脊柱管狭窄症における鍼灸のアプローチ
当院での腰部脊柱管狭窄症に対する鍼灸のアプローチは、腰部脊柱管狭窄症による痛みやしびれの緩和、血流改善、筋緊張の緩和を目的として施術します。

1. 鍼による神経圧迫の軽減
狭窄症では、腰部の神経が圧迫されることで痛み(腰痛)やしびれが発生します。鍼を使用して筋肉の緊張を緩和し、神経への圧迫を軽減することで、腰痛症状の改善を目指します。

2. お灸による血行促進
お灸は、狭窄症による冷えや血行不良を改善し、神経圧迫による痛みを和らげるのに効果的です。腰部や下肢に対して施灸することで、血流を促し、神経や筋肉の状態を改善します。

3. 自律神経の調整
狭窄症による継続的な痛みは、自律神経のバランスを崩し、さらなる筋緊張を招くことがあります。鍼灸院における鍼灸治療では、副交感神経を優位にすることでリラックスを促し、腰痛の感じ方を和らげることを目的に治療します。

◆予防と日常生活の工夫
腰部脊柱管狭窄症の予防や悪化を防ぐために、以下のポイントをお勧めしています。

1. 適度な運動を習慣にする
・ウォーキングやストレッチで筋力、関節可動域の維持継続。
・痛みが出る場合は無理をして行わない。
・長時間の同じ姿勢になることが多い場合は、ストレッチを入れる、体を動かす。

2. 体を冷やさない
・血流を良くするため、特に腰を冷やさないようにする。
・腹巻き、レッグウォーマーを自分はお勧めしています。

3. 適切な寝具を使用
・硬すぎず柔らかすぎないマットレスを選ぶ。
・枕、マットを選ぶ基準は難しいですが、寝返りがやりやすい組み合わせをお勧めしています。

4. 定期的な鍼灸治療を取り入れる
症状が軽いうちから施術を受けることで、悪化を防ぐことができます。

狭窄症とは、文字通り脊柱管や神経の通り道が狭くなる症状のことで、神経が圧迫される疾患です。主に「腰部脊柱管狭窄症」と「頸部脊柱管狭窄症」があります。それにより腰痛や首痛を引き起こします。この症状は、高齢者にみられることが多いです。加齢による変化、椎間板の変性、骨の肥厚などが原因となり、症状が現れます。

◆狭窄症の発生部位について
狭窄症の症状は、発生部位によって異なります。以下のようなものが一般的です。

○腰部脊柱管狭窄症の症状
1. 間欠性跛行(かんけつせいはこう)
個々人で距離は異なりますが、歩いていると足のしびれや痛みが出たりして、休憩すると改善する。

2. 腰や下肢の痛み・しびれ
特に立ったり歩いたりすると目立つことが多く、前かがみになると楽になるとおっしゃる方もいます。

3. 足の筋力低下
症状が進むと、足の力が入りにくくなり、転びやすくなる方もいます。

○原因
狭窄症は、加齢による変化も多いですが、以下のような要因も関係します。

・椎間板が薄くなり、骨や靭帯が肥厚して神経を圧迫する。
・デスクワークや前かがみの姿勢が多く、同じ姿勢で作業することによって背骨に負担がかかる。
・椎間板ヘルニアや脊椎すべり症、脊椎分離症があると、さらに狭窄が進行しやすい方もいます。


腰部脊柱管狭窄症は、加齢とともに発症しやすい疾患ですが、適切なケアを行うことで症状を和らげることができます。鍼灸治療では、痛みの軽減や血流改善に効果的であり、当院では手術を回避された方もいらっしゃいます。早めの対策と、日常生活の工夫を取り入れながら、ご機嫌で快適な毎日をお過ごしいただけたらと思います。

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