【来院時の状況】
・格闘技の練習中に右腰への違和感を覚え、しばらく様子をみていたが改善されず痛みのような感覚が増してきた。
・時間が経つにつれておしり(臀部)へ痺れるような感覚が増えてきた。
・歩く時にもつま先の向きが外側に向いてきたことに気が付いた。
・身体が歪んでいる感覚がある。
・日常生活に支障をきたすほどの痛みに気が付いた。
・鍼治療を行ったが鍼が痛いだけで症状もそのままだった。
ホームページを見て当院に来院。身体の感覚が繊細で刺激に対して身体が緊張しやすい方でしたが、頑張って鍼治療を受けてもらいました。
【治療目的として】
●筋肉の緩和
梨状筋症候群では、梨状筋が圧迫されて炎症や緊張が生じていることがあります。鍼を使用して梨状筋や周辺の筋肉に刺激を与えて筋肉の緊張を緩和し、血液循環を促進します。
●神経の調整
神経の緊張を緩和し、神経の正常な機能を促進します。梨状筋症候群は個人によって異なり、痛みやしびれの範囲、程度も様々です。セルフケアも患者さんの足りないケアだけ伝えるとすぐにコツを掴んでました。さすが格闘家。
3回目に来院されたとき(10日経過)には、違和感の残りは3割くらいだと嬉しいお言葉をいただきました。実は、6か月以上前から症状に悩んでいて、仕事や好きな格闘技をやるときも、もうこのままなんじゃないかと落ち込んでいたとのこと。当院としても期待に応えることができて良かったです。
4週間経過後、違和感はまだあるとのことですが、初診で来院された時のようなものでは無いそうで快適に好きな格闘技が出来ているようです。
同じ鍼灸治療でも施術者によって汲み取ってもらえないことがあります。自分も全て汲み取ることはできませんが、極力汲み取れるように努力します。症状によっては、鍼灸治療で改善することもあるのでお近くの治療院の先生に聞いてみるのも一つの選択肢だと思います。
腰痛や神経痛でお悩みの方でまだ鍼灸治療を受けられてない方は試してみるのも良いのかと思います。