40代の男性ドライバーの方が、長時間同じ姿勢を続ける中で慢性的な腰痛と坐骨神経痛に悩まされ、最近ではそれが首肩まで広がるようになり、痛みによって日常生活に影響していました。
月に2回ほどのマッサージや整体での施術を受け、短期的な改善に終わり、筋肉のコリ感が戻りやすい状態が続いたため、ホームページを見てふかだ鍼灸整骨院に来院されました。
初診時、肩甲骨周囲から腰までの強い筋肉の張り、前にかがむ姿勢の窮屈さ、そして強い反り腰が確認されました。過去7~8年にわたり腰痛に悩まされ、セルフケアは気になったときに簡単なストレッチをしていたとのこと。治療の過程で下腹部の働きが正常でない可能性が考えられたので、運転する際の姿勢などのアドバイスを提案しました。
治療を開始してから約1ヵ月半後、9回目の鍼灸治療の時には、日常生活での張り感が軽減され、朝の腰痛や寝ている間の不快感が消失。さらには、以前は痛みが出ていた前かがみ姿勢での顔を洗う動作も問題なく行えるようになったとの報告をうけました。
現在は月1回の鍼灸治療を受けられています。趣味の大型バイクでの長距離ツーリングが楽しめ、以前のような神経痛はほぼ改善されました。
今回の方の場合は、鍼灸治療やセルフケアが腰痛や坐骨神経痛に対して効果的なアプローチであったことと、正しい生活習慣とセルフケアの大切さを再認識させてもらいました。身体の状態に合わせて、下腹部の動きなど特定の問題にアプローチすることで、継続的、効果的な結果が出たのだと思います。
特に、ドライバーとしての日常生活での姿勢改善が大切であることが分かりやすいケースでした。治療を通じて、正しい身体の使い方や運転中の姿勢の工夫が、症状の軽減だけでなく、趣味の大型バイクでのツーリングを楽しむまでに回復しました。
鍼灸治療が痛みや不快感を和らげるだけでなく、患者さんに正しい生活習慣やセルフケアの重要性を伝えること。月1回の治療を継続することによって、定期的なケアで再発予防や持続可能な健康管理となることもあります。
同じような腰痛や坐骨神経痛に悩む方、医療機関に通院されていて、異常が無いと言われているけど痛みが改善されない方、鍼灸治療をまだ受けられていない方は試みてみるのもいいのかと思います。
腰痛治療において適切な専門家のアドバイスを受けながら、個別のニーズに合わせた治療法や生活習慣の改善を検討することが、健康な未来につながると思っています。