浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

「成長痛」とは、成長期の子供が、特別な原因がないにも関わらず、腰から足に痛みが生じる状態の総称として使われます。
主に夕方から夜間にかけて痛みが生じ、朝には何事もなかったように痛みが無く検査をしても原因が見つからない場合に整形外科では「成長痛」と診断されます。

病名というより成長期に繰り返す下肢の痛みで、骨や関節の病気を認められない場合の症状の呼び方です。筋肉や関節、骨などに異常がある場合は、「成長痛」とは呼ばず、別のケガとして分けられます。

成長期は、骨の成長より筋肉の発達が遅いため、筋肉が骨についている部位を引っぱるような状態になり、痛みが生じます。筋肉が骨についている部分は、骨の強度が弱いです。

この時期に、激しいスポーツやオーバーユース(使いすぎ)によって、痛みや成長障害を起こすことがあります。運動やスポーツなど腰に負担をかけるようなことをしていなくても、元々分離されている方もいます。

今回は分離症によって起こる腰痛について書いてみたいと思います。
分離発生の初期段階には、腰を反らしたときに局所に痛みを感じ、運動中や運動直後に腰痛を訴えることが多いです。そのまま放置していると完全に分離してしまい、「偽関節」という不安定な状態になり、腰の痛み(腰痛)のみでなく下半身にも痛みが出現することがあります。

整形外科での対症療法として、鎮痛剤を投与したり、コルセットなどで固定します。スポーツや負担がかかる運動・作業は2~3か月程度中止することもあります。保存療法を行っても痛みが治まらない場合や、神経症状がある場合には、手術的な治療介入を提案されます。

腰椎分離症は、早期発見することによって手術を避けて回復することが可能です。そのままにしておくと成人になっても慢性腰痛を持った身体になる確率が高いです。

成長期と言われる年頃で腰痛が出ているお子さんがいるようであれば、医療機関や治療院で診てもらうことをお勧めします。痛みが出ても子供の場合は、言わなかったり言えなかったりするので時々聞いてあげてください。慢性腰痛の身体になる確率を下げることができると思います。

当院では回復に向けて体の使い方、セルフケアを提案し、日常生活が問題なく送れるように指導していきます。症状の具合にもよりますが、すべてに鍼灸を使用することは無いです。

運動、スポーツをしている方の場合は運動特性によって体の使い方も違ってくるので、再発しない体作り、筋力強化、トレーニングを得意としている先生をご紹介させていただいています。

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