浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

8回の鍼治療で、しゃがめないほどの痛みとシビレが解消した60代女性の症例をご紹介します。

1ヶ月前から腰の痛みで目が覚めてしまい、しゃがむ時にも痛みが走るので不安になり整形外科を受診。整形外科でのレントゲンには異常は無く、右の坐骨神経痛とだけ診断されました。

とりあえず貼り薬と痛み止めを処方され、一週間ほど様子を見るよう医師から言われ、その通り薬と痛み止めを続け、指導を受けた腰痛体操を毎日おこないながら3週間を過ごしましたが、改善される兆しが感じられないため友人の紹介でご来院いただきました。

とにかく「かがむ」「しゃがむ」動作がつらいとのこと。
高齢犬の世話をしているため、この動作が多いから、愛犬のためにも早く治したい思いが強かったです。おしりから右のすね外側へ痛みと痺れが続いていて、特に風呂上がりにしびれが目立っていました。

痛みはもちろんですが、自分が不自由なことで愛犬の世話が満足に出来ないことに強いストレスを感じていました。歩くと腰への張り感が出て痛みが出るため、趣味のウォーキングも30分と続けらず、歩けない自分にも不安を募らせてしまう状態でした。

【鍼灸治療の経過】
★1回目の治療
背中から骨盤への緊張が強く、痛みや自分らしく体を使えないことへの不安を強く持っていました。整形外科でも治らなかったことから鍼治療に対しても不安を抱いていたようです。

まずは鍼治療がどのような目的でどのように作用していくかを説明し、いきなり多くの鍼を打ったりせず、細かに鍼の響きや心地よさを体験してもらいながら治療をすすめました。横になってもらい、背中の緊張を緩める目的でこわばりの強い周囲への鍼治療を施術。鍼治療への不安が強いの方の場合、説明しながら(声をかけながら)ゆっくりと施術を行います。

★2回目の治療
1回目の治療から2日空けて来院。
1回目の治療で日常の生活、起床時での痺れはあるが痛みは軽減した様子。背中、首から腰までの筋肉の張りも落ち着いていました。

家事も休憩を挟みながらだと何とかこなせる状態に改善。不安が強いままなので今回はコルセットの使い方も含めて鍼治療を行いました。痛みが強い時はコルセットによって軽減できることを知ってもらい、不安な気持ちを前向きに持って行けました。

★3回目の治療
2回目から5日後に来院。風呂上がり、起床時の痛みしびれがあまり強く感じなくなってきて、日中の活動時間はあまり気にならなくなってきていたようです。

30分のウォーキングは難しかったですが、痛みやシビレが気にならなくなり何とか歩くことができるように。そのため自信を取り戻し、諦めていた女子会へ行くのが楽しみになってきたとお話ししてくれました。

そこで、継続して首から骨盤への鍼治療を行いました。

★4回目の治療
3回目から5日後に来院。楽しみにしていた女子会にも参加し、無事に女子会楽しめた様子でした。犬の世話も出来るようになってきたことで不安な気持ちもいつしかなくなってきていました。

状態がかなり改善してきていることから、ここで施術の期間を1週間空けてみることにしました。

★5回目の治療
日常生活はほぼ問題なく送れる状態となり、友達との会食も楽しめるように。時々しびれが出るが痛みは無いとのこと。

肩こりが気になるとのことで肩にも鍼治療をやってみたいと希望されました。今まで腰のことばかり気になっていたのですが、肩や他の部分が気になり始めるということは、一番つらいところが緩和して他に意識が行くようになった良い状態であることを説明。

★6回目の治療
治療に来る3日前にしゃがみ作業が多く、動き初めに痛みが出たようですが、しばらく休むと落ち着いたとのこと。

以前のようになるのではないかと不安が大きくなった様子。
痛みには波もありますが、体を休めて回復させることで痛みが落ち着いたことを思い出してもらい、不安な気持ちが大きくならないように心のケアも合わせて行いました。

★7回目の治療
前回から1週間空いたが問題なく日常生活を送ることができたとのこと。
顔色もよくなり日常の会話も楽しめるようになってきた。これは不安が減ってきている証拠。ウォーキングも距離を伸ばしていて、腰回りの筋力補強のためにスクワットも始めた。

自ら筋トレなどできるようになり、気持ちも前向きになっているので回復も近い兆しが表れていました。

★8回目の治療
問題なく日常が送れるようになり、犬の世話も出来るように。
ウォーキングも距離を伸ばし、スクワットも問題なし。出かけることも楽しめるようになったとのこと。

やはり不安からも症状は強く出ます。
鍼治療と同時に本人の不安を取り除くことも大事になると改めて感じた鍼治療の症例になりました。

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