浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

ふかだ鍼灸整骨院に来院する前は、整形外科に1週間に2回の頻度で3ヵ月も治療に通ったのに『ふくらはぎのこむら返りや、足やおしりのシビレが良くならず』このままの状態に不安を感じてセカンドオピニオンとして来院されました。

整形外科では温熱・牽引・マッサージを中心に物理療法を受けていましたが、当然ながら70代になる老人がその治療法で腰部脊柱管狭窄症の調子が良くなるわけもなく、先の見えない不安に苛まれていました。

私も整形外科での勤務経験があるので分かりますが、そのような治療で腰部脊柱管狭窄症を含む腰痛などが良くなるケースは少なく、まだ体力のある若い世代ならそれでも自分の回復力でなんとかなる場合もありますが、こちらの患者様のように70代に入り体力そのものが低下している患者様には、そのような物理療法だけで腰部脊柱管狭窄症を回復するのは難しいのが現実です。

実際に視診、触診で体を確認してみると、

両ふくらはぎ外側へのこわばりが強く、圧痛も目立ち浮腫んでいる。
腰の周りの肌の色つやも黒ずんで見えます。

このような場合はいくら温熱療法で温めても患部の循環が正されることは少なく、温めているときだけが楽な状態になってしまいます。ましてや牽引療法のように物理的に引っ張ることは、逆にその患部の周辺を痛める可能性すらあります。

患者様もその違和感になんとなく気づいていたのか、ふかだ鍼灸整骨院では今までと違う角度での治療を希望し、鍼灸を中心とした脊柱管狭窄症の治療を開始することにしました。

まずは70代と高齢であることも考慮し、治療にも体力が必要なことを説明し理解を得ました。そこで、5日に1回のペースで鍼灸治療を始めることにしました。


★鍼灸治療から1ヵ月(治療回数6回)
痛みと痺れが日によって出たり出なかったり、整形外科では一定して痛かった腰痛(腰部脊柱管狭窄症)の症状がその日の調子によって変化するようになってきました。こむら返りの頻度もやや減っており、主訴とは関係のない症状ですが胃の調子が良くなってきたとのこと。

胃薬を飲まないと消化が悪かったようですが、最近は飲まなくてもてもあまり不快にならなくなってきたと嬉しい報告。

鍼灸治療の良いところは患部だけでなくその他の付随症状も一緒に良くなっていくことです!

そして体全体で良い方向に向かうことで主訴である患部の痛みや痺れにも変化が出てきます。少し歩き方も改善するために簡単な股関節周りのストレッチを提案する。

★鍼灸治療から2ヵ月経過
当初は10分も歩かないうちに腰痛と両ふくらはぎへの痛みとしびれが強くでて、座ってしまい(腰部脊柱管狭窄症によくある間欠性跛行)、距離としては1~2kmくらいしか歩けなかったのが、腰痛はウォーキングをしてもでなくなり、時々だるくなる程度まで回復。

こむら返りも時々出るようですが以前に比べて少ないと実感していだだき、症状も軽減してるので歩く距離を伸ばしているが問題なく歩くことができるようになりました。患者さんにも気力が出てきたので、やる気に合わせてトレーニングの指導も追加していきました。

★鍼灸治療から3ヵ月経過
ウォーキングのほかに低山のハイキングへ行ってきても疲労のみで痛みや痺れは気にならないほどに回復。疲労による再発が心配だったが翌日にも気になる症状は目立たなかった。

また、腰の周りの肌の色も発色がよくなってきていることが鍼灸治療の時に確認できました。

その後4ヵ月目くらいからは腰痛と両臀部から両足への痛みとしびれはほとんどなくなり、こむら返りもほとんどなくなった。いつもより多く歩いたりすると時々症状が出るため、2~3ヵ月に1回の割合で今も鍼灸治療を受けています。

それ以前から調子の悪かった胃の働きもよくなったとのことで患者様は満足しているようです。


このように腰部脊柱管狭窄症でも単純に腰の筋肉や骨格だけにとらわれず、患者様の体全体や生活全体を診て治療することが改めて重要であると、患者様ともお互いに確認することができました。

特に高齢の方の場合は体力の低下も症状に影響してるので、こちらの患者様のように胃の調子が悪かったことも何かしら腰部脊柱管狭窄症の症状に悪い材料となっていたと思われます。

もし、今回の症例報告を見て「あ!自分もそうかもしれない」と思われたら浜松の腰痛に特化した鍼灸院、ふかだ鍼灸整骨院まで気軽にご相談にいらしてください。

諦めかけていた症状も、全体を診て治療すれば案外なんとかなるものですよ!

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