浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

ヘルニアとは体の組織の一部が、本来ない場所に飛び出てしまった状態のことです。
一般には、鼠経(そけい)ヘルニアや椎間板(ついかんばん)ヘルニアがよく知られています。

椎間板ヘルニアとは背骨と背骨の間にあるクッションのような組織の一部が、はみ出ていることを言います。腰椎椎間板ヘルニアの症状は、無症状な方もいれば腰痛や麻痺が出るなど様々です。

整形外科勤務時代での勉強会でMRI画像を見させていただいた際、大きなヘルニアがあるにもかかわらず、ほとんど無症状の患者さんもいらっしゃいました。
自分の場合は激痛で寝られませんでした。

<症状>
腰の違和感、腰痛が続き、お尻から太もも、脛(すね)ふくらはぎに電気が走るような痛みが出ます。(坐骨神経痛)
ほかにも前屈(お辞儀の姿勢)が制限され、人によって痛みやしびれを感じる場所も様々です。

◆椎間板ヘルニアの可能性が高い症状
・腰や背中に激しい痛み・痺れを感じることがある
・短時間でも立っているのがつらい
・短時間でも歩いているのがつらい
・腰を前に曲げにくい
・腰を曲げると、太ももやふくらはぎに痺れるような痛みが走る
・両足の裏側にしびれがある
・片方の足に痺れや痛みがある
・腰痛で歩くとつらい
・尿が出にくい、便秘がち
・足首を捻りやすい
・つまずきやすい
・足が動かしにくい、力が入りにくい
・足のしびれや痛みが1週間以上続く

このような症状のある方は早めに専門医に相談して、検査や治療を行っていただきたいです。

そうすることによって、大事に至る前に改善する確率が上がります。
腰痛の治療は早めの対処が肝心です。お悩みの方は是非お早めにご相談ください。

◆治療
整形外科では手術治療、保存療法があります。
ヘルニアは自然治癒することもある為、保存療法から治療が始まります。
椎間板ヘルニア治療における保存療法は、薬物治療(痛み止めなど)、神経ブロック注射、物理療法(温熱治療、光線療法、けん引治療)等があります。

手術療法は保存療法を行っても改善が見られない場合や、麻痺等日常生活に支障がある場合、本人が希望する場合などに行われます。

腰椎椎間板ヘルニアは日常生活における何気ない姿勢、動作によって引き起こされます。
背骨への負担を日頃から減らすように工夫すると、椎間板ヘルニアを防ぐことにつながります。

また、すでに椎間板ヘルニアを経験された方の再発防止にもなります。
椎間板ヘルニアの予防・再発防止には、ストレッチ、生活習慣、体重の増加に気をつけたり、日頃から筋力を強化することなどが大切になってきます。

◆当院での治療法
保存療法の一つとして、腰椎椎間板ヘルニア症状のできる限りの回復の機会の提供と、回復までの時間の短縮を促します。

症状の強いヘルニアに対しては、保存療法を行っても簡単に改善しないことが多いです。
簡単ではありませんが、徐々に改善してゆきます。
治療は、ご自身の協力も必要です。
一緒に頑張りましょう。

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