浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

中国や日本で行われていた伝統医学を東洋医学と言います。

薬物療法としての草根や木皮を使用する漢方と並び、鍼灸は東洋医学の中でも中心的な存在です。

症状、痛みの具合、部位、経過、原因などを聞いて、視診、触診、聴診、脈診などの検査をします。

鍼治療とはAbout Acupuncture

鍼は皮膚や筋肉、神経を刺激し、お灸は体表を刺激します。この刺激は、身体に取っては侵害の刺激になるので、治そうという抵抗力が高まり、血液の流れが変化し、身体の状態が変化していきます。

近年、鍼施術の効果に関するさまざまな研究が進められ、そのエビデンス(根拠)が明らかになりつつあります。鍼の刺激により、神経系、内分泌系、免疫系などに複雑に作用し、その結果、血流改善や内臓機能の調整、鎮痛作用、免疫力の向上など、多くの効果があることが分かっています。

鍼治療に使う鍼(針)について

整形外科で使用する注射針は部位により異なりますが、多くの場合、直径が約0.3~0.5mm(30~25ゲージ)の針を使用しています。神経ブロックや硬膜外ブロックに多く使用される注射針には、0.4~0.7mm(27~22ゲージ)の太さの注射針を使用します。ちなみによく使われる洋裁用の針は約0.56mmです。

細い鍼ほど刺入痛が少ないです。
当院で使用する鍼は、セイリン株式会社のディスポーザブル製品(使い捨て)を使用します。当院では、長さ3cm~8cm太さ0.1mm~0.3mmの鍼を部位によって使い分けます。鍼灸師の見立て、訴えのある症状によって鍼を刺す深さは様々です。身体の部位によっても異なります。当院では主に0.18mmの鍼を使用します。

鍼治療に使う鍼(針)について

鍼を刺すと痛い?

『痛み』と言うと個人差があります。鍼治療の場合、膝をぶつけて痛いという痛みや、包丁で指を切ってしまった痛さと比較すれば痛みはほとんど無いと言って良いでしょう。鍼を刺した際、「チクッ」と感じます。これを痛みととらえる人もいれば、刺激ととらえる人もいます。人によっては違和感と表現する人もいます。ともあれ、鍼を刺すので、なんらかの刺激を感じることがあります。ただ、痛いといって飛び上がる人は皆無なので、『皆さんが考える(イメージする)ような痛みは無い』と言って良いと思います。

また、疲労や病気などの体調不良、皮膚や筋肉の緊張が強い部分、痛点や毛穴に鍼がふれると痛みを感じる場合があります。毛穴は神経や血管が集まっており、他の部分よりも痛みを感じやすくなっています。 そして、痛みとは別の”ひびき”と呼ばれる特有の違和感を感じることもあります。「痛み」の感じ方、表現は個人差があるので我慢せずに、どのように感じたかを伝えていただければ良いと思います。

鍼を刺すと痛い?

鍼治療で内出血???

鍼治療を受けると、治療後に青あざができることもあります。これは皮膚に鍼を刺したときに、血管を刺したり、傷つけたりして内出血を起こすためです。通常、血管の壁には弾力があり、血管のほうがよけてくれます。ところが、血流の悪いところは弾力性が低下しており、鍼をよけきれずに傷ついてしまうことがあります。治療部位は得てしてそういった箇所が多いので、100%内出血を避けることは不可能です。

内出血した箇所から、血液が皮下組織に滲(にじ)み出ます。血液がそのまま皮膚の外側に出てしまえば内出血にはなりませんが、血液が皮下組織に残ってしまうと内出血となり、皮膚の色が赤紫や青に変わります。

非常に細い鍼による内出血ですから問題はありません。場所によっては内出血の範囲が少し広がる場合もありますが、広がると同時にだんだん薄くなってきます。痕に残ることはまずありません。

内出血がみられたら、指で軽く押さえたあと、氷などで冷やします。もむと内出血が広がってしまうので、揉むことは控えてください。その後、温めると血流がよくなり、リンパの流れもよくなるため、内出血の治癒スピードも早まる傾向があります。病気など、内出血が起こりやすく、治りにくい要因がなければ、ほとんどの人は何もしなくてもだんだんと色が薄くなり、数日~数週間程度で消えます。

鍼治療で内出血???

内出血が起こるのは
施術者が技術不足?

血管は、身体中を網の目のように広がっています。血管にまったく触れずに鍼治療を行うことは、どんなに技術力の高い鍼灸師でも難しく、内出血を完全に防ぐことは基本的には不可能とされています。

私は月に3,000~4,000本ほどの鍼を使用しますが、内出血を起こす方は1人か2人程です。0.1%以下の確立ですね。前述のように内出血を完全に防ぐことは不可能ですが、この確率は施術者の技量によるところになります。鍼灸院選びのポイントかもしれませんね。

内出血が起こるのは施術者が技術不足?

灸治療とはAbout Moxibustion

一般的にお灸で使うモグサ(艾〔もぐさ〕)は、乾燥させたヨモギの葉を精製したものです。原料となるヨモギは日本全国に自生するキク科の多年草で、さまざまな薬効成分が含まれており、草餅にして食べたり、煎じて飲んだり、お風呂に入れたりと日本人にもなじみ深い植物です。

この「モグサ」を皮膚の上(ツボ)に置いて燃やし、体を温め、温熱刺激によって体調を整えるのがお灸です。

お灸は熱くない?

灸は熱いイメージがありますが、熱い灸をすえることも1つの方法ですが、それ以外に鍼灸院で受けられる灸には様々なタイプがあります。当院では台座タイプの間接灸を使用しています。
間接灸とは、もぐさを皮膚に直接のせるのではなく、間接的に灸(きゅう)を行う方法です。対して、もぐさを肌のうえに直接のせて燃焼させる方法は直接灸と呼びます。間接灸ではじんわりとした優しい熱感となります。熱い灸の刺激が苦手な人でも受けやすい治療法です。ほどよい温熱でツボをあたためることで効果があるため、やけどするほどの熱さではありません。

お灸は熱くない?
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